日信電子サービス50周年記念展示会でIOT・AI等の新技術をさぐる/和氣理事長の企業探訪vol.2

調査・レポート

  • 2018.05.16

ハトマーク支援機構の提携企業である日信電子サービスは、創立50周年を記念して4月18日と19日の二日間にわたり記念の展示会を開催しました。

日信電子サービスは1968年に日本信号株式会社の資本参加を受け現在の商号になり、OA機器の保守サービスから業務をスタート。以降は駅務機器や駐車場システム、道路交通システムと保守サービスの領域を拡大。交通インフラから鉄道、医療まで、安全で快適な社会づくりを技術でサポートしています。

幅広い領域に渡る日信電子サービスの各種製品を、宅建協会会員がどのように業務に取り入れられるか。他分野ではどのくらいIOTの活用が進んでいるのか。

和氣理事長が探ってきました。

10時の開場まもなくにもかかわらず多くの来場者が詰めかけています。

折原社長をはじめトップの皆様方が来場者1人1人をお出迎え

50周年という「これまで」を記念しつつも、新技術や開発中製品のお披露目を中心とした、日信電子サービスの「これから」がわかる展示会でした。

AIスピーカーとチャットボットを活用した保守員支援サービス。
ベテラン保守員の技術やノウハウを蓄積することで、現場の保守員の育成に活かされます。

日信電子サービスが長年培ったノウハウが集積されたのが駐車場管理システムです。オーナーが持つ空き地の有効活用として、駐車場の開設だけでなく開設までの提案からオープン後の管理運営まで、オーナーの手を煩わせることのない駐車場運営をワンストップでサポート。更なるオーナーの安定経営支援のため、新技術を活用したソリューションを順次リリース予定です。

こちらはLEDでデジタルサイネージ化した新しい駐車場看板。料金表示をPCですぐに変更できるので、駐車需要に合わせた料金設定が可能です。

駐車場路面のサインはタイヤのねじれにも強く施工も簡単なコマーシャル・パーキング・グラフィックス。

このスマホ大の端末、実は超音波診断装置なんです。ポケットに入るほどコンパクトなこの端末が、特に過疎地域における在宅診察の医療を支えているようです。会員が日頃お付き合いのある医師の方にこの製品をご紹介する場面も考えられるでしょうか。

既に提携メニューとして宅建協会会員に紹介しているAEDも展示されていました。

地域を守る役割を担う宅建協会会員だからこそ、万が一に備えたAEDの導入も考える余地はあるかもしれません。企業のCSR・企業価値を高める方法としても使えるでしょう。購入、レンタル、リースと、導入しやすいように3つのプランが用意されています。

生活支援分野への参入も視野に入れ、行動パターンの蓄積・分析による高齢者見守りシステムを、グループ関連企業4社で共同開発中です。カメラではなく市販の開閉センサーなどを使って行動パターンを蓄積し異常行動は検知する仕組みですが、現在市販化されているドアの開閉センサーはバッテリーの寿命によってどうしても保守が発生してしまうという課題があるようです。

スマートグラスを活用した鉄道保守の遠隔サポート。
社内にいる熟練者が現地の映像を見ながら技術指導が行えます。

安全で快適な社会づくりを技術でサポートしてきたこれまでの日信電子サービス。50周年を迎えた2018年以降のこれからも新技術の開発や新規市場への開拓などで付加価値の高いサービスを社会に提供していくという決意が込められていた今回の展示会でした。

不動産業に直接関係のない分野もありますが、AIやIOTの実用化に向けた取り組みが他分野では着実に進行していることを再認識しました。宅建協会会員がそれらの新技術を活用して企業価値が高められる方策を支援機構でも模索していきたいと思います。

日信電子サービス