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災害に対して宅建業者・不動産業者は何をどのように備えればよいか

2019.04.08

災害はいつ発生するかわかりませんので、営業する地域、管理物件の入居者、従業員とそのご家族、そして会員様ご自身を守るために、日頃から万全な備えをしておく必要があります。

それでは、何をどのように備えるべきかを考える際におすすめしたいのが、宮城県宅建協会が制作した「東日本大震災から学ぶ!不動産業者・管理業者のための震災対応マニュアル」です。


この書籍は、2011年に発生した東日本大震災において、宮城県宅建協会の会員がそれぞれの地で震災発生時に体験した衝撃的な事実とそこから得た貴重な経験と教訓、そして当時の対応等を後世に伝えるために策定された宅建業者向けの災害対応マニュアルです。

今後いつ発生するかも知れない震災に備えて一人でも多くの尊い生命を守りたい、そのような想いを込めて作成された会員一人一人の結晶と言えます。

本文は震災発生前・前後の時系列順に構成され、①震災発生前の備え、②発生直後、③発生から1週間、④発生から1か月、⑤発生から1年、⑥復興期に向けて、の各時点において宅建業者として対処すべきことを、「社内体制」「賃貸管理物件」「応急借り上げ物件」「売買物件」「対協会・行政」のカテゴリー別に掲載してあります。

本書の冒頭には、それらの時系列とカテゴリーが「災害時のフロー」として見開きで整理され、全体像を把握したうえで必要な項目を部分的に確認できる点が大きな特徴です。

各項目では、対処すべきことの他、チェックリストや法令等Q&Aなど、必要な情報が網羅されています。
読みやすさと会員の実体験に裏打ちされる実用性を兼ね備えたこのマニュアルは、全国の宅建業者必読の一冊と言えます。

本書は1冊1,620円(税込)で、宮城県宅建協会のホームページから申込書をダウンロードのうえFAXにてお申込みいただけます。

書籍紹介ページはこちら(宮城県宅建協会ホームページ)

 

なお、全宅連不動産総合研究所が毎年公表している事例集「RENOVATION」では、宮城県宅建協会のマニュアル制作を担当した役員にこのマニュアル制作に込められた思いなどを取材した記事を掲載していますのでそちらもご覧ください。

取材記事はこちら

 

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