株式会社リクルート住まいカンパニーが「SUUMO住みたい街ランキング2020関東版」を公表しましたが、今年から新たに「住民に愛されている街ランキング」の公表が始まりました。
https://www.recruit-sumai.co.jp/data/upload/854fcc6878dbb67d3a1d5ef43feea8d5.pdf

この「住民に愛されている街ランキング」は、住んでいる街（駅）が好きかについて街の魅力を評価する各項目をそれぞれ5段階で評価する形式が取られています。ランキングの結果は上記URLをご覧頂ければと思いますが、今回注目したいのが街の魅力を評価するための各項目の内容です。
消費者が住まい探しをする際には、その物件や街で自分のイメージする理想の住まい方が実現できるかどうかという視点で選択しています。そのため不動産会社は自ら扱う物件を消費者に選んでもらうためにポータルサイトへの物件掲載を行っていますが、最近では街に魅力を感じてもらい街を選んでもらうという発想でホームページやブログ、YouTubeやSNSなどを通じて様々な情報を日々発信する不動産会社の取り組みも見られるようになりました。新しくできたお店の情報や地域で頑張っているお店や人の紹介、地域のおまつりやイベントに実際に参加してみての感想やボランティア活動の紹介など、各社がそれぞれの切り口で情報発信に取り組まれています。中には、地域内のすべての公園を写真付きで紹介している不動産会社もあったりします。

各社に共通するのは、情報発信を通じて「この街に住むとこんな生活や日常が送れる」ことをイメージさせ街のファンになってもらいたいという想いではないでしょうか。もちろん発信する情報のネタさがしやコンテンツ作成の手間も掛かりますし、すぐに目に見える成果が出るものではありませんが、目的を持って続けることで「あのSNSの不動産会社」「あの街の不動産会社」というイメージや「この街に住むならあの不動産会社」という信頼感が自然と確立できていることでしょう。

ではどのような情報を発信すればいいかというときに、例えば今回の「街の魅力を評価するための各項目」を自分の街にあてはめて考えることで、コンテンツになるアピールポイントが発見できるのではないでしょうか。

特に治安や防災、人間関係など、その地域のコミュニティに関わる項目については、その街に長年密着して営業し街に精通しているハトマークの不動産会社だから知っている情報があるはずですので、そのような地域に特化した情報の発信を通じて、是非街と自社のファンづくりに取り組んでみてください。