
不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)が、「不動産情報サイト利用者意識アンケート」の調査結果を公表しました。
この調査は、協議会加盟不動産情報サイト上で一般消費者のうち、過去 1 年のうちにインターネットで自身の住まいを賃貸または購入するために 不動産物件情報を調べた(調べている)方を対象に実施されたアンケートで、情報サイトの利用実態とその推移を調査するため実施されているものです。
調査項目は以下の10問で、各結果についてRSCのホームページ上で公表されていますがここでは概要をご紹介します。
≪質問項目と結果概要≫
※Q1~Q8は「契約した人」、Q9~Q10は「検索した人」が対象
【Q1】問合せた不動産会社数は?
【結果】平均3.2社(売買「3社」、賃貸「1社」+「2社」が最多)
【Q2】問合せた物件数は?
【結果】平均5.2物件(3年前より1.0物件減少)
【Q3】訪問した不動産会社数は?
【結果】平均2.5社(売買「3.0社」、賃貸は「1.9社」)
【Q4】問合せや訪問を行う際に不動産会社を選ぶ時のポイント・気にする点は?またその中で特にポイントとなるものは?
【結果】売買・賃貸共に「写真の点数が多い」がトップ。「特にポイントとなる点」でも1位。
【Q5】問合せをしてから契約までにかかった期間は?
【結果】売買「3か月以上の合計」、賃貸「1か月未満の合計」が最多。いずれも期間の長期化の傾向。
【Q6】物件情報を探す際に必要だと思う情報は?
【結果】上位10位全て「写真」。売買では「物件外観」、賃貸では「水回り」の写真ニーズが高い。
【Q7】不動産会社に求めるものは?また、その中で特にポイントとなるものは?
【結果】売買・賃貸共に「正確な物件情報の提供」がトップ。次いで「物件に対する詳細な説明」。「特にポイントとなる点」では「アフターフォロー」が4位に。
【Q8】訪問した不動産会社の接客について満足だったこと・不満だったことは?
【結果】
[満足]売買・賃貸ともに「レスポンスが早かった」がトップ
[不満]売買「営業がしつこかった」、賃貸「その物件はもうないと言われた」がトップ
【Q9】下記の用語や内容をご存じですか?
【結果】※「よく理解している」+「理解している」の多い順上位7位
■売買
『民泊』理解度:72.6%
『長期優良住宅』理解度:47.1%
『住宅瑕疵担保責任保険』理解度:44.3%
『住宅性能評価書』理解度:42.7%
『スマートハウス』理解度:29.3%
『(法改正後の)建物状況調査』理解度:21.4%
『ZEH』理解度:18.8%
■賃貸
『民泊』理解度:66%
『長期優良住宅』理解度:18.7%
『住宅瑕疵担保責任保険』理解度:18.3%
『スマートハウス』理解度:18%
『住宅性能評価書』理解度:15.8%
『IT重説』理解度:15.1%
『賃貸管理業登録制度』理解度:11.3%
【Q10】入居を検討している建物内(戸建ての場合は隣接もしくは近隣)が民泊で利用されていることが分かった場合どうしますか?
【結果】Q9の「民泊」理解度に関係なく「検討を見送る」が最多も、売買・賃貸で民泊への許容度に差あり。
各項目とも、消費者の動向を把握し営業に活かすうえで参考になる結果ですので、是非以下URLの詳細をご確認ください。https://www.rsc-web.jp/pre/img/191028.pdf
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★IT重説についてはコチラもご参考ください
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